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弊社のインテリアデザイン 2/5 2011.09.30

 今回は、前回ご説明した「コンセプト決定」の次の段階「ラフデザイン提出」までの過程をご説明致します。

 コンセプトマップが完成し、デザインのディテールまで少しずつ見えてくる段階に入ると「土台」は随分出来上がってきたことになります。とは言えまだ土台レベル。この段階で想定されるレイアウトを実際に図面に落とし込んだり、スケッチを重ね、下記のようなことを考慮しながらさらにデザインを詰めていきます。
 
・ コンセプトをいかに実際の区画に表現するか?
・ 強調したいメインのデザインをどこに持ってくるか?
・ 動線を考慮し、いかに商品が見やすくレイアウトするか?
・ VPやPPをどこにおき、商品のボリュームをどこに持たせるか?
・ 床、壁、天井のデザインと什器や家具とのバランスは?
・ それぞれイメージに合ったマテリアルは?
・ 細かいディテールへのこだわりは? 等など…
 
 正面から引いて全体を見渡したときにターゲットとするお客様がぱっと見て「入ってみたい」と感じる雰囲気になっているかを確認したり、実際に店内に自分がいるつもりになってあちこち歩き回ってデザインのバランスや商品の見え方を確認してみたり、店内の回遊性を考慮して平面図を眺めてみたり。様々な視点からその店に相応しいと思えるデザイン、バランス、ディテールを考えていきます。そうして、何枚もラフのスケッチを重ねる中で、少しずつ全体のバランスが正確に見えてきます。それを改めて社内のスタッフ同士で話し合い、意見を出し合い、さらにデザインを固めていきます。
 
 そこで答えが見えてくると、ラフデザインの最終段階に入ります。お客様に具体的なデザインをお見せする為の「スケッチ」と「平面図」の作成です。この段階までくると、レイアウトもほとんど固まってきていますので、最終デザインと内容的には大きく変わりません。最終デザインで提出するCGパース(もしくは模型)の制作に入る前の事前確認資料とご理解下さい。

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次回は「最終デザイン提出」の内容についてご説明致します。