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ペブルが今後目指すべきところ 2012.12.04

 今日で弊社は11周年を迎えました。ここ数年間待ち望んでいた広い事務所への移転を昨日無事に済ませ、とりあえず一段落した気持ちでおります。ただ、そんな今だからこそもう一つきちんと伝えないといけないことがあります。今、自分たちが目指している方向はどこなのか?インテリアデザインだけで本当に良いのか?そういう根本的な話です。
 
 結論から申し上げますと、今弊社が目指しているのはインテリアデザインの追求だけではありません。目指しているのは「ブランディングを念頭に置いたトータルデザインのできる会社」です。
 
 弊社は今まで店舗のインテリアデザインをメインに仕事を請け負ってきました。さまざまなブランドに携わらせて頂き、ブランディングの一部としてのインテリアデザインの重要性も理解し、説明もし、説得もしてきました。ブランドの差別化を図る上で、インテリアデザインの価値は以前より一層増してきているとも感じています。
 
 しかし、以前弊社のWEBSITE内の「news / column」でも何度か触れたことがありますが、弊社では必要に応じてブランドのグラフィックデザインやロゴのデザインを請け負うこともあれば、パッケージデザインを請け負うことも、またブランドイメージをグラフィックデザイナーと相談しロゴやパッケージを依頼、弊社が窓口となってディレクションすることもありました。メーカーの方やブランドのデザイナーと話し合ってブランドのコンセプトや方向性を話し合ったり、考えたりすることも多々あります。
 
 最終的なブランドの方向性を決めるのはもちろんクライアント側ですが、その方向性を指し示す手助けをすることもあります。結局そこの「軸」がなければグラフィックにせよ、インテリアにせよ、デザインは方向性を持ちません。もしその軸がブレていれば、まずはそこから携わるしか無いですし、それはデザインを考える以上に重要で欠かせない作業です。
 
 デザイン全般のディレクションを担当する方を世の中ではアートディレクターと呼びます。経験も浅い自分たちを図々しくそんな肩書きで名乗るつもりも毛頭無いですし、そんなレベルでは到底ないことも重々理解しているつもりです。ただ、弊社は純粋にその作業にこれからはもっと携わっていきたいと思っています。そして今以上にそのクオリティーを上げ、今後インテリアデザインと同じくらいその視点からブランドをきちんと見ることのできる会社を目指したいと考えています。もしインテリアデザイン以前に補うべきものがあれば、まずはそこをきちんとご指摘し万全な態勢で対応できる会社に。その為、弊社は「インテリアデザイン事務所」という呼び方を変えたいと思っています。
  
 その結果「インテリアデザインを軸としたデザイン・ブランディング会社」という長々しい呼び方になってしまいました。そして弊社のフィロソフィーへと続きます。もう一つ、僕たちがやらなければいけない目標と併せて、お手隙の際にでもお読み頂ければ幸いです。これからもペブルを末永くどうぞ宜しくお願い致します。